南アフリカ発のフィンテックスタートアップAdvicementとは

南アフリカにおいて、投資が全く活発化しない理由としては、そもそもどのように投資をしたらいいのかわからない。そのため、投資の仲買サービスを提供する会社に話を聞きに行くが、やはり基本的には仲買会社の方が情報強者であり、提供する情報を制限することによって、人々の意思決定の範囲を狭めるような状況があった。

つまり人々にとって、投資をしたくてもなかなかいい方法がわからない、もしくは信頼できないため、そのまま預金として銀行に預けておく人が増えてしまったのである。かといって、銀行に預けることが絶対に安全とも言い切れないのにも関わらず。

創業者のRodionov氏は、前職では投資銀行で働いていたこともあってか、家族や友人から、投資の相談を電話やメッセージでよくうけていたという。このような状況もあり、オンライン上でのファイナンシャルアドバイスサービスを思い付いたという。

今回は上記、Rodionov氏が創業したオンラインファイナンシャルサポートを提供するフィンテックスタートアップAdvicementを紹介する。

オンラインで投資のアドバイスをするフィンテックスタートアップAdvicement

南アフリカのフィンテックスタートアップであるAdvicementはオンライン上で、ロボットが投資を手助けするrobo-advisorと呼ばれるサービスを提供している。

このサービスを利用するには、最初ユーザーは投資運用する上でのゴールは何なのか。どのような趣向があるかといった質問に答えなくてはならない。その後、ロボットが自ら分析し、そのユーザーに適したリスクレベルのポートフォリオを提示してくれるのである。

ユーザーはダッシュボードにもアクセスすることができ、リスクレベルの変更、それに伴ってどれほどポートフォリオにインパクトが出るのか、手数料の確認、リスクシナリオなど、様々なシミュレーションを行うことができる。

また、Robo-advisorのサービスは、ファイナンシャルアドバイスだけにとどまらないのが特徴である。Advicementはオンライン上で株式仲買サービスを提供するEasyEquitiesとパートナーシップを結んでおり、アドバイスしていただいたポートフォリオをもとに、すぐにでも投資をはじめることができる。

advicementはユーザー一人一人にあった適切な投資ポートフォリオをロボットを用いて提供することで、南アフリカでの冷え込んだ国内投資を活発にしようとしている。

最後に

経済を回すためには、人口を増やす方法、お金を積極的に投資に回し、経済活動を活発化させる方法など、いろいろ方法はあるかと思うが、銀行に預ける以外にも、こんな選択肢があるんだと考えるだけでもいいきっかけになるように思える。

日本ではゼロ金利政策によって、いくら銀行に預けてもお金は増えるわけではないのに、まだまだ大多数の人が銀行預金が当たり前としてお金を預けている。それに続けと言わんばかりに筆者もまだ銀行にお金を預けているという状態だ。

投資運用に関してアドバイスを手軽に受けることができることによって、南アフリカの人たちの新たなお金の貯金の仕方として受け入れられることができるのか。まだまだ国や政治が安定していない国が多いアフリカで、いかにリスクを分散し、お金の引き出しを増やすかは案外大事なことなのかもしれない。

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