JustNow-食品廃棄率ゼロを目指す南アフリカ発のスタートアップ

南アフリカのスタートアップであるJustNowは、大小の食品を扱う事業者がお金を節約し、廃棄物を減らすことができるように小売店と消費者向けにそれぞれアプリを提供している。

2016年に設立され、Cape Townの昨年のStartupbootcamp Africaアクセラレータプログラムに参加したJustNowは、アプリを使用して食べ物の無駄を減らすことを目指している。

スタートアップは食品事業者向けにアプリを提供しており、それらはリアルタイムで消費者が利用するアプリに接続されている。事業者はアプリを使用して、クーポンを作成、そして管理することができる。クーポンが有効化されると、ディスカウントコード付きクーポンが消費者向けアプリに表示される。消費者はそれらのオファーをチェックして、訪問するお店を決めることができるといった仕組みだ。

消費者は商品を棚から直接取り、レジにて、アプリ上に表示された割引クーポンのバーコードをスキャンしてもらうことで、割り引きされた値段で商品を購入することができる。

JustNowのCEOであるAlexandre Vellieux氏は、「南アフリカの小売業者は毎年総収入の5%を占める16億米ドルを食品廃棄に費やしていると調査から分かりました。我々はそこに大きなチャンスを見つけました。」と語っている。

「小売店は賞味期限が迫った商品や、売れ筋ではない商品など、いかなる商品でも割引価格で提供することで、商品のコンディションと価格の納得性を消費者に与えることができます。割引がなければ買われなかった商品であっても、割引を提供することで、消費者の目に留まり購入される可能性が高まる。これらが結果として、商品購入を促すことになり、商品原価の回収につながる。さらにそれらは食品廃棄率の削減にもつながるのです。」と現地メディアに続けて話した。

JustNowは現在、南アフリカのヨハネスブルグ北部の7つのお店でパイロット版を提供している。今後さらに提供先店舗を増やしていく。

「1年間でデータを入手した3店舗では、すでに食品廃棄コストを20%削減することに成功しました。また一部のお店では2ヶ月間で30-40%の食品廃棄物の削減に貢献しました。今後アプリを使用する消費者が増えるにつれて、いずれの店舗でもこれらの数字を実現できる可能性は大いにあります。」とAlexandre Vellieux氏は述べている。

JustNowはケープタウンへのサービス拡大を検討しており、世界で2番目に大きな食品小売業者カルフールとともにルーマニアへもサービスを立ち上げようと検討している。

JustNowの収益モデルは店舗ごとにカスタマイズされた月額サブスクリプションである。今後のバージョンアップによって、オンライン上で前払いを済ませることができるサービスを提供予定で、それらは商品ごとに手数料を徴収するモデルだ。JustNowの収益モデルは大きく分けて二つとなる。

また、JustNowは消費者の購買行動に関する重要なデータも収集している。 そのためAIによる在庫管理の最適化や購買行動を分析できるダッシュボードを提供する機能を組み合わせることで、さらにもう1つの大きな収益源とすることを検討している。