ナイジェリアで決済エコシステムの確立を目指すモバイル決済アプリ「Zoto」

ナイジェリアでの支払いはとてもストレスだ。

請求書支払い、通話料のチャージなど。いちいち、行列に並んで、時間をかけて支払いを行わないといけない。

これは、モバイル決済サービスを展開するZotoのCOOのOshone Ikazoboh氏の見解である。

ZotoはAndroidまたはiOSで利用可能なアプリを提供しており、現在登録ユーザー数は100万人を超えている。また、ナイジェリア中央銀行(CBN)のライセンスを取得している。

「私たちの戦略は、ナイジェリアのモバイル革命を活用し、いつでも、どこでも決済を通じて、顧客のデジタルおよび生活の中でより深い役割を果たすことです」とIkazoboh氏は話している。

Zotoの主なサービスには、電話通信料の購入、後払いの請求書支払い、テレビ受信料の定期支払い、電気代の支払い、映画のチケットの購入など、アプリ一つダウンロードするだけでかなりの支払いに対応することができる。また、近い将来には、加盟店での支払い、クレジット決済、個人間送金、その他様々なカテゴリーの金融サービスを手掛けていく。

現在、Zotoでは支払いに関する手数料と、請求書の支払いと予約利用に対して手数料を請求する。

ナイジェリアでは、全人口の44%のみしか銀行口座を保有していない。理由としては、高額な口座開設費用や、支店やATMの数の少なさが挙げられる。

そのため、現金を使用する文化が根強く残っており、システムの非効率や、現金管理による書類手続きなど、多くの負担が強いられている。

このような状況に対して、ユーザーの中には、現金を使用することは非効率であり、請求書の支払いや、電話通信料の支払いに数時間待機するほど非効率的なことはないと考える人が現れ始めている。

現在ナイジェリアでは、Webトラフィックの約80%がスマートフォンで平均利用時間は約193分と長い。スマホアプリを使うことが、当決済サービスの成長トリガーになることは言うまでもない。

ナイジェリアにおいて、個人間送金や電話通信料の支払い領域は今後大きく成長する可能性がある。加盟店への支払い、個人から政府への支払い、交通機関への支払い、保険やマイクロクレジットサービスへの支払いなどスマホアプリを用いた支払いが可能になることによってエコシステムを確立できる可能性がある。